■接地工事の種類と要点
種別 接地抵抗 接地線の太さ 主な使用場所
A種 10Ω以下建物の鉄骨その他を接地極とする場合は2Ω以下 2.6mm以上移動機器に施す接地線として三種又は四種クロロブレンキャブタイヤケーブルの1心又はケーブルのしゃへい金属体を使用する場合は8mm2以上 高圧又は特別高圧電路に施設する機械器具の鉄台及び金属製外箱(外箱のない変圧器の場合は鉄心)
高圧又は特別高圧電路の避雷器
特別高圧電路と高圧電路を結合する変圧器の高圧側に設ける放電装置
特別高圧計器用変成器の二次側電路
高圧屋内電線路のケーブルを収める防護装置の金属製部分、金属製電線接続箱及びケーブルの被覆に使用する金属体
B種 変圧器の高圧側又は特別高圧側の電路の1線地絡電流のアンペア数で150を除した値と等しいオーム数以下を原則(第19条) 2.6mm以上特別高圧電路と300V超過の低圧電路を結合する変圧器の低圧側は4.0mm以上 高圧電路,又は特別高圧電路と低圧電路とを結合する変圧器の低圧側の中性点.ただし低圧電路の使用電圧が300V以下の場合で,中性点に接地を施し難いときは低圧側の1端子
C種 10Ω以下
当該回路に漏電遮断器を設けた場合は500Ω以下とすることができる
C種接地工事を施さなければならない金属体と大地との間の電気抵抗が10Ω以下である場合はこの省令の適用に関してはC種接地一[事を施したものとみなす.
1.6mm以上
移動機器に施す接地線として多心コードなどを使用する場合は1心0.75mm2以上
多心コードなどの1心以外の可とう性を有する軟銅より線の場合は1.25mm2以上
300V超過の低圧の電路に施設する機械器具の鉄台及び金属製外箱(外箱のない変圧器の場合は鉄心)
金属管工事による300V超過の低圧屋内配線及び屋側配線の管(人の触れるおそれがないように施設する場合はD種)
300V超過の低圧屋内配線であって、合成樹脂管工事に使用する金属製プルボックス(人の触れるおそれがないように施設する場合はD種)
300V超過の低圧屋内配線であって、可とう電線管工事における管
D種 100Ω以下
当該回路に漏電遮断器を設けた場合は500Ω以下とすることができる.
D種接地工事を施さなければならない金属体と大地との間の電気抵抗値が100Ω以下である場合はこの省令の適用に関してはD種接地工事を施したものとみなす(第21条)
1.6mm以上
移動機器に施す接地線として多心コードなどを使用する場合は1心0.75mm2以上
多心コードなどの1心以外の可とう性を有する軟銅より線の場合は1.25mm2
(注)ここでは接地線の太さで示しているが、電技解釈では引張強さ(kN)でも表している.
300V以下の低圧の機械器具の鉄台及び金属製外箱(外箱のない変圧器の場合は鉄心)
高圧計器用変成器の二次側電路
300V以下の低圧の合成樹脂管工事において使用する金属製プルボックス、粉じん防爆型フレクシブルフィッチング
300V以下の低圧の金属管工事及び金属線ぴにおける管又は線ぴ
300V以下の低圧の可とう電線管工事における可とう電線管
300V以下の低圧ケーブル工事におけるケーブルを収める防護装置の金属部分、金崩製電線接続箱、ケーブル被覆に使用する金属体


(備考)
1.次の場合は機器類の鉄台及び外箱の接地を省略することができる.
(1)交流対地電圧150V以下の機械器具を乾燥した場所に施設する場合.
(2)低圧用の機械器具を乾燥した木製の床その他これに類する絶縁性の物の上から取り扱うように施設する場合.
(3)低圧用又は高圧用の機械器具を人の触れるおそれがないよう木柱等の上に施設する場合.
(4)鉄台又は外箱の周囲に適当な絶縁台を設ける場合.
(5)外箱のない計器用変成器がゴム,合成樹脂その他の絶縁物で被覆したものである場合.
(6)電気用品安全法の適用を受ける二重絶縁構造の機械器具を施設する場合.
(7)低圧用の機械器具に電気を供給する電路の電源側に絶縁変圧器(一二次電圧が300V以Fであって定格容量が3kVA以下のものに限る)を施設し,かつ,当該絶縁変圧器の負荷側の電路を接地しない場合.
(8)低圧用の機械器具に電気を供給する電路に電気用品取締法の適用を受ける漏電遮断器(定格感度電流が15mA以下,動作0.1秒以下の電流動作型のものに限る)を施設する場合.
2.金属管工事における特例
長さ4m以下のものを乾燥した場所に施設する場合又は直流300V又は交流対地電圧150V以下の場合において長さ8m以ドのものを人の容易に触れるおそれがない場合若しくは乾燥した場所に施設するときは接地を省略することができる.

 

■接地線の太さ及び接地極
接地工事の種別 接 地 対 象 物 接地線の太 さ(最 小)
低圧電動機のフレームやその配管 その他のものの接地(ヒューズやブレーカの容量)
D種接地工事 2.2kWまで
3.7kWまで
7.5kWまで
11kWまで
15kWまで
37kWまで
37kW超過
30Aまで
50Aまで
100Aまで
150Aまで
200Aまで
400Aまで
400A超過
1.6mm
2mm
2.6mm
8mm2
14mm2
22mm2
38mm2
B種接地工事 変圧器の位置で接地(1相に対する変圧器の合計容量) 引込口接地(引込口電線の太さ)  
5kVAまで
10kVAまで
20kVAまで
40kVAまで
40kVA超過

14mm2まで
38mm2まで
100mm2まで
250mm2まで
250mm2超過

2.6mm
3.2mm
14mm2
22mm2
38mm2
接地極 (1)厚さ0.7mm以上,大きさ900 mm×900 mm以上の銅板
(2)直径8mm以上,長さ900 mm以上の銅棒その他
(3)外径25mm(公称内径22 mm)以上,長さ900 mm以上 の亜鉛めっきガス管又は厚鋼電線管(4)直径12mm以上,長さ900 mm以上の亜鉛めっき鉄棒

(備考)A種接地工事は2.6mm(引張強さ1.04 kN)を最低とする.
(注)A種又はB種とD種接地工事が連絡しない場合で,かつ埋込又は打込接地極によるときは,14mm2とすることができる.

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